★第141回★これからの年金と生活設計のポイント

 平成29年6月29日(木曜日)18時半から20時半の2時間、ややこしくなっている公的年金制度について、社会保険労務士でAFP資格をお持ちの三宅恵子先生から、具体例をまじえた解りやすい講義をしていただきました。
 〇厚生労働省が設定している「モデル家庭の年金」を「平均年金額」を間違えている相談者が多い。
 →モデル年金とは平均的賃金で20歳から40年間働いた夫と40年間専業主婦で国民年金の第3号被保険者であった妻という異例カップルの年金額であることを改めて確認することで、なるほどでした。

〇離婚分割には、合意分割と3号分割がある
→「国民年金の第3号被保険者の保険料は、第2号被保険者である配偶者と協力して支払っている」という考え方を年金の法律に盛り込んだために、離婚した場合、申請があれば平等に1/2ずつ分けるというのが、平成20年4月以降の期間(3号分割)。

 

〇マクロ経済スライドの改正
→平成30年度からスライド調整率のキャリーオーバーが始まるので、年金額は大幅に上昇するという期待はしにくくなった。

むずかしい年金の勉強をした後は、
冷たいビール片手に夜の更けるのを忘れて語らいました!
三宅恵子先生、素晴らしい講義ありがとうございました。

 

次回は、8月28日!