★第152回勉強会のご報告

第152回勉強会の講師は、三宅恵子氏。

 テーマは、令和時代の公私年金~年金財政検証の総括と長寿化リスクの備えを考える~

でした。

 

 

前半は、今年公表された年金財政検証の主な内容についての解説をして下さいました。

100年安心プラン・・・で始まった財政検証ですので、所得代替率が50%を割らないように、様々なケースを想定して試算していますが、特に、年金水準が50%を切らないためのオプション試算の内容には、今後の制度改正の方向が現れているので注意してみていく必要があるとのこと。

例えば、オプション試算Aでは 「厚生年金のさらなる適用拡大」が提案され、

オプション試算Bでは、「保険料拠出期間の延長と受給開始時期の選択」についての試算がありました。

・・後半は、確定拠出年金について学びました

転職することが普通になってきた現在において、確定拠出年金を移管する手続きについてもきちんと知っておく必要があるとのこと。DC難民の資産は、移管手続きの期限(資格を喪失した月の翌月から起算して6か月以内)を過ぎると現金化されて、国民年金基金連合会に自動的に移管される。
・無利息の現金の状態で管理される

・管理手数料は毎月52円差し引かれる
・受給資格をみるときの加入期間にはならないため、受給開始の時期が遅くなる可能性あり

・・・勉強した後は、二次会で懇親を深めました!